逆流性食道炎に効く漢方薬について

逆流性食道炎を漢方薬で治す

逆流性食道炎はよほど深刻な症状にまで進行しない限りは、医療機関を受診しても薬剤を出してもらうことはあまりありません。

出してもらえたとしてもPPIやH2ブロッカーなどの胃液の分泌をおさえて逆流が起こりにくくするという抑制効果のための薬であって、それ自体が逆流性食道炎の治療に直結するというわけではありません。

そこで薬物投与とはまた違った方面から治療をしていく方法としておすすめなのが漢方薬です。

漢方薬は医療機関で用いられている技術である西洋医学とは源流の異なる東洋医学をベースにしたもので、化学的な反応ではなく人が本来備えている自然治癒力を増進させることにより治療を目指すというコンセプトとなっています。

逆流性食道炎の症状としてよくある胸焼けやむかつき、胃液過多は漢方薬を使っていくことで改善ができる症状ですので、適するものを配合して日常生活にうまく取り入れていきましょう。

三つの漢方薬が逆流性食道炎に効く

逆流性食道炎の症状によく効くとされている漢方薬の種類は大きく三つに分類され、それぞれ「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」「六君子湯(りっくんしとう)」「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」と呼ばれています。

漢方の知識がない人にとっては名前を読むだけでも一苦労ですが、これらは逆流性食道炎にかぎらず体の不調症状に大きく効果がある漢方薬として非常によく知られているものです。

「半夏厚朴湯」とは気分の高揚感をおさえ冷え性を改善するための漢方薬で、喉の異物感や神経性胃炎にも効果が高いとされています。

「六君子湯」は体が疲れやすい人によく効く滋養強壮の効果が高く、胃もたれや吐き気といった胃腸周りの症状改善にも役立ちます。

「半夏瀉心湯」は胃腸の働きを活発化させることができ、食欲不振や吐き気などの症状を慢性的に感じる人に効果をもたらします。

これら三つに共通する配合生薬もあるので完全に別個独立したものではありませんが、これらを自分の体質に合わせて飲んでいくことで自然に体内の環境を正常に戻していくことができます。

漢方薬にも副作用があることに注意

化学成分による成分合成ではなく、自然界に存在する成分を調合する漢方は人の体に大変優しいイメージがあります。

ですが勘違いしてはいけないのが「漢方薬にも副作用がある」ということです。

漢方薬の原材料として使われる植物には医療用の薬品にも使用されることがあるような強いものも多く含まれており、何よりその人の体質により思わぬ効果が出てしまうようなことはよくあります。

市販されているサプリメントなどの健康食品ならば、万が一飲む分量を間違えて過剰摂取となってもただちに健康被害を受けるようなことがないようにきちんと規制管理されていますが、漢方薬ではそうではないこともあります。

服用するときにはきちんと用法・用量を確認して体に負担をかけないような分量を確かめながら使用していくようにしましょう。

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