逆流性食道炎とおなら

逆流性食道炎の症状「呑気症」

逆流性食道炎の症状の一つとして一般的となっているものとして「呑気症(どんきしょう)」があります。

呑気症とは平たく言えばゲップやおならなど、体の内側からガスが多く出るようになり自分の意志だけでは防ぐことが難しくなってしまうような状態のことです。

逆流性食道炎の症状として出るものを特に「空気呑気症」ということもあり、食後や消化をしているときに突然ゲップやおならが出てしまうという困った状態に悩んだりします。

ただ一つ先に言っておきたいのは、この空気呑気症は逆流性食道炎になったら必ず出てしまう症状ではなく、他の何らかの要因によって起きやすくなってしまうものだということです。

実際ガスが頻繁に出る呑気症として医師の診断を受けにくる人の多くは、日常的にストレスを多く抱えているなど他に健康を害する要因を抱えていることがほとんどです。

空気呑気症が起こる原因

空気呑気症が起こる最も大きな原因は、食事の時や呼吸の時などに大量の空気を体内に飲み込んでしまうことで、体内に余計なガスがたまった状態になってしまうということです。

空気呑気症は別名「空気嚥下症」ということもあり、文字通り空気を飲み込むという状態がズバリ原因として特定されています。

人はものを食べるときには必ず口の開け閉めをしますから、誰でも少なからず食べながら空気を一緒に胃の中に送り込んでいます。

それが逆流するガスになるほど大量になってしまうということは、つまり食事のときやそれ以外の呼吸時に無意識に多くの空気を飲み込んでしまっていることが考えられます。

空気呑気症がストレスに由来することが多いとされるのもそのためで、人は強いストレスを感じると自然と体が緊張して呼吸が早くなってしまうので、それがよけいな空気を胃に送り込む原因になるのです。

まして逆流性食道炎では胃の中のものが逆流を起こしやすくなるため、普段生活をしている時に突然大きなゲップが出てしまうようなこともよくあります。

空気がまだ胃の中にあるときには口から出るゲップになり、既に小腸や大腸まで通過してしまった場合にはおならとなって肛門から出ていきます。

呑気症は20~50代の女性に多い症状

逆流性食道炎は男女を問わず幅広い年代で発症が報告されていますが、呑気症を伴う症状となると主に発症をするのは20~50代の女性に集中してきます。

これは女性の場合普段から歯の噛み締めを行っている事が多く、それが唾液を飲む回数を増やし、ひいては空気を飲み込む回数を増加させるということに関係してきます。

女性に多い症状として顎関節症など顎に関わる病気も多いことがこの空気呑気症に関わってきているのです。

逆流性食道炎と呑気症を防ぐためには、まずストレスをできるだけためないようにするとともに、ガスがたまりやすい食品を一時的にでも避けておくということが重要になります。

炭酸飲料やビールなどをよく飲むとそれだけ体の中に空気を貯めこむことになってしまうので、普段から意図せずゲップやおならがよく出る人はしばらく飲まないように生活習慣を変えてみましょう。

またダイエットのための空腹対策にガムをよく噛んでいる人も、口の開け閉めのときに空気を入れやすくなるので控えた方がいいです。

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